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2006年 10月 25日
「荒手茶寮」という料亭があります。 幕末の岡山池田藩の家老で 茶人でもあった伊木三猿斎(いぎさんえんさい)の 下屋敷を移築して、割烹料理店として営業されているようです。 池田あつこ様がお見合いをされた部屋や、 栄西茶会の偉い方が泊まられた部屋もあるそうです。 先日ここで、大学の同窓会の観月会が行われました。 部屋料と食事代で、まずまずの値段のようですが、 同窓会で講習会や懇親会の費用を積み立てているので、 そこからの補助が出るしくみのため、 当日の支払いは居酒屋並みで楽しませていただきました。 8時から宴会が開始なので、 日の暮れた7時30分頃、自転車で診療所を出発して 鶴見橋を渡り、後楽園の入り口前から 東側を川沿いに南に向かうのですが、 この時間帯になると、この付近は人通りは全くなく、 街灯もないため、真っ暗な夜道です。 しかも、1キロ近く自転車の小さな明かりだけで、 突っ切ることになります。 この状況は、少し恐怖を感じるので、 ペダルを踏む力が強くなっていきます。 お店の前の小さな明かりをみつける頃には、 汗を拭きながら、ホット息をつきます。 風情はあるのですが、自転車では辛いものがあります。 まあ、自転車で行く人は殆んどいないので、 私のような感想は、まずないでしょうが、 宴会が終わって帰る頃になると、 「また、あの道か」とため息が出ました。 市内にある静寂な別宅といった感じで、 一度は訪れてみる価値はある 観光地のひとつのようなところでしょうか。
by tobizoh
| 2006-10-25 09:11
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