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2005年 08月 01日
私は日本母乳の会の会員で、 「母乳育児シンポジウム」には、 昔から縁があります。 しかし、どうして??? という疑問をもたれるのは当然だと思います。 私は友人と共に15年位前より 「究極の歯科医療」の研究をしていました。 その内容は、生涯に渡って歯を 使えるだけではなく、 歯の治療をほとんど必要としないで、 生涯過ごせる研究です。 歯科医が「歯科医の存在を否定する」 ことを考えていたのです。 初めの頃は、永久歯をいかに悪くさせないで、 長く使えるようにすることでした。 しかし、すでに手遅れになった歯に対しては、 助けることができません。 そこで、健康な永久歯を悪くしないことを考え、 永久歯が生えてくる6歳からの管理を考えていました。 しかし、食習慣が歯の健康に大きな影響を及ぼすことがわかってからは、 この年齢でも手遅れの場合もありました。 そこで行き着いたのが母乳育児です。 偶然か必然だったのかわかりませんが、 母乳育児の世界的な権威の国立岡山病院名誉院長 故 山内逸郎先生は、 当医院のご近所で、先生の奥様と私の母が知り合いでした。 そのような関係から、生前の先生にお会できました。 そのときに、「歯科医から母乳が良いといわれたのは初めて」といわれ、 「歯科医の立場からも母乳の大切さを広めてください」というご指名を受け 母乳育児の会やラレーチェリーグ(母乳育児の世界的グループ)などを 紹介していただいた経緯があります。 今回の岡山で行われる「母乳育児のシンポジウム」では、 国立病院機構岡山医療センター小児科 山内芳忠先生の依頼もあり、 歯科の問題に対する回答者として、参加することになりました。
by tobizoh
| 2005-08-01 15:41
| 歯科医師として
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