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2005年 11月 25日
![]() 治療に使用した器具は、 まずは水洗して薬液(かなり強力な薬液です)に60分漬けます。 そして、超音波洗浄機で洗浄して乾燥させて、 滅菌パック(ビニールと紙の入れ物)に器具を入れます。 最後にオートクレーブの高圧蒸気(120~130℃)で滅菌します。 きれいな器具を使うためには、多くの作業と時間がかかります。 私が現在の医院で仕事を始めたときに(10年前) 大手メーカーの最新のオートクレーブを購入しました。 ところが5年目くらいから調子が悪くなって、 何度も修理を繰り返しました。 そして、7年目に修理不能といわれたために、 2代目を購入することになりました。 新たなオートクレーブの選択には、 大手メーカー2社に加えて、大平製作所(福山市)のオートクレーブがありました。 「大平製作所? どんなメーカーなの?」と聞いたところ、 「小さい専門メーカーだけど良い機械をつくりますよ」とのこと、 ナニナニ、地元の専門メーカー? おやじがこだわって作っているの? 専門、職人(私も職人?)という言葉に反応して購入することに決めました。 取り付けのときに、こだわりの点を色々と話してくれました。 後日、調べると 大正9年に創立された滅菌器具一筋の会社のようです。 (ちなみに飛田歯科医院は大正13年開業です) 使い始めて、今年で3年目ですが、すこぶる快調です。 この機械の耐久性や壊れたときの対応は、 これからですが、 今のところ大満足です。 また、 こだわっている小さな会社で、 地元(隣の県ですが)から買えたことで、 少しは地域に貢献できたかなとも思っています。
by tobizoh
| 2005-11-25 09:11
| 歯科医師として
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