|
2005年 10月 14日
![]() インプラントを6本埋入する手術を行っていたため、 9時から12時半まで一人だけの診療です。 でも、これだけではなく、 今朝は、朝7時30分から手術前の準備と ミーチィングを行っています。 9時に患者さんが来られると、 お口全体のクリーニングと消毒を 20~30分かけて行っている間に、 私とアシスタントは着替えをします。 その後、患者さんは手術着と手術帽を着用して、 手術室に入っていただきます。 血圧計、酸素吸入、消毒されたシーツを覆って、 手術開始になります。 インプラントの手術そのものは、 歯ぐきを切開して、ドリルで骨に穴を開けて、 その穴にインプラントを埋めて、歯ぐきを縫い合わせます。 術式としては単純なので、スムーズに終われば、1本が15~30分程度の手術です。 ところが、現実には予測できないことで、時間がかかることがあります。 手術前にレントゲンやCTでの診査や模型でのシュミレーションを行ってはいても、 骨の内部の状態や、周囲の状況(口の開けられる量、歯の位置、舌の大きさなど) によって、予定通りにならないことがでてきます。 また、手術中の患者さんの体調の変化による休憩をとることもあります。 そして、手術が完了したら、手術経過や、注意点などをお話しします。 手術が終わっても、器具の洗浄や部屋の片付けなど、することはたくさんあります。 その結果、インプラント6本の埋入手術で、3時間半位の時間を予定することになります。 (今日はスムーズに出来たので1時間45分でした) この他にも、 かなり前から、手術のための診断や模型でのシュミレーションや、器具の確認を行います。 前日には、手術を行う部屋の清掃と消毒と使用器具や材料などの滅菌消毒など、 インプラントは、前準備がたくさん必要な治療なのです。 つまり、インプラントの手術の成功確率を向上させて、 歯もインプラントも長持ちさせるためには、 たくさんの時間と労力が必要だということです。 (関連記事 6/15 7/18ブログ)
by tobizoh
| 2005-10-14 23:50
| 歯科医師として
|
ファン申請 |
||